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カナダについて
■先住民族

カナダの文化を豊かにする

カナダの憲法では、3つのグループの明確な先住民族が認定されている。これらは、ファースト・ネーションズ(北米インディアン)、メティス(先住民とヨーロッパ人の両方を祖先とする人々)、イヌイット(北極地方の人々)の3グループである。

カナダにおける先住民の人口は、約117万人で、全人口の約4%を占めている。この内訳は、約60%がファースト・ネーションズ、33%がメティス、4%がイヌイットである。(2006年)

それぞれのグループは独特だが、彼らに共通しているのは、強い文化的なプライドと土地や生き物との深い霊的関係を持ち、カナダ社会の中での正当な位置づけを強く求めていることである。彼らに深く根ざしたこうした信念は、これまで同様、これからも、カナダを豊かなものにしてゆくだろう。


カナダに対する大きな貢献

イヌイットの作る小さな牙細工から、高くそびえるファースト・ネーションズのヒマラヤ杉のトーテムポール、複雑な模様の編物やビーズ細工から、歌や踊りを使った語り部まで、先住民族の芸術性と文化の多様さは、多くのカナダ人が知っているところである。しかし、先住民族がカナダに貢献しているのは、この2つの分野だけではない。

歴史の中で、先住民族たちはカナダのために戦い、亡くなっている。多くの退役軍人が戦争英雄として叙勲された。実際、カナダが参戦した戦争に従軍した先住民の割合は、他のグループよりも高い。

同様に重要なのは、政治、科学、教育、医学、ハイテク、スポーツ、そしてエンターテインメントの分野における先住民の専門家たちの貢献である。主要な人物としては:


歴史的背景

400年ほど前、初めてカナダを探検し始めた当時のヨーロッパ人たちは、自給生活をしている様々な先住民族たちと出会った。彼らは、環境によって、遊牧生活、あるいは定住生活をしており、狩人として、あるいは漁師、農耕民として自分たちの土地と和を保った暮らしをしていたのである。

先住民たちは、初期の頃の探検者たちと良い関係を築き、彼らが定住し、新しい環境に慣れるための手助けをした。18世紀には、フランスとイギリスの毛皮貿易と北アメリカ大陸の土地の支配をめぐる戦いが始まっており、自分たちの支配を強化するために、両国は様々な先住民グループと戦略的同盟を作ってゆく。ヨーロッパ人たちとの繋がりが強まるにつれ、先住民たちは既製品に依存するようになり、入植者たちに乗っ取られたと、多くの先住民が感じるようになっていった。

1760年代初頭には、英国が北米を植民地として統治しており、入植者たちと先住民たちが、より平和的に統治関係を維持してゆけるよう、英国は、現在のカナダにあたる場所の開発と、そこへの定住を可能にする法律と条約を制定した。


法律と協定が重要な役割を果たし続ける

今日のカナダは、先住民族とカナダ政府両方に有益な契約、義務と利益を設定した、法律と条約を厳粛な合意として尊重している。条約には1701年から1923年の間に調印された全ての合意事項と、包括的土地請求和解として知られる近代の協約が含まれている。重要な法律としては、1876年に立法され今日でも有効なインディアン法、及びこの法律の性差別の撤廃、ファースト・ネーションズの条例可決許可、1960年に可決された先住民族への投票権の拡大等の修正条項、1975年に調印されたジェームズベイと北部ケベック合意、そして、1867年の英国領北アメリカ法の集大成である1982年憲法法、およびその様々な修正条項がある。


共に変化してゆくパートナー

カナダの歴史を通じて、先住民たちは、彼らの文化と権利を守る努力を続けてきた。1940年代以降、こうした努力は先住民たちの政治活動の発展に寄与している。今日、ファースト・ネーションズ議会、先住民議会、カナダ・イヌイットタピリサット、メティス全国評議会のような全国組織がカナダ政府と協力して活発な活動を行い、教育の管轄や自治政府のような重要な面で彼らが社会的、経済的、政治的、文化的に向上するための努力を続けている。カナダの政府、他の国民も同様に、先住民族との関係向上のために尽力している。

1996年、先住民族に関する政府任命調査委員会が、この関係に障害となる問題点を解決するための独特の解決法を提案し、相互認識、尊重、分かち合いと責任を基盤として変化してゆくための20年計画を提出した。この報告に対してカナダ政府は「力を合わせて - カナダの先住民族に関する活動計画」を1998年1月に打ち出した。この、長期に渡る、幅広い計画は、先住民族、カナダ政府、その他のパートナーたちが、過去の相違を解決し、先住民族の生活の質を向上させ、経済的自立を促進するためのものである。この活動計画の重要な点のひとつに、先住民治癒基金設立用の3億5,000万カナダドルの予算がある。この基金は、寄宿学校における過去の身体的、性的虐待の後遺症に苦しむ人たちを癒すための、先住民だけで運営されるコミュニティ・ベースの非営利組織である。

カナダは全ての国民を尊重し、国に対する貢献を評価する。将来に渡りカナダ政府は、先住民族との関係を強化し、彼らがこの発展し続ける連邦のパートナーとして正しい位置づけを回復するよう援助を続けてゆくだろう。


2009-12-08 更新



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