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| ■国立文化機関:概要 |
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| CBC |
世界の主要な公共放送機関のひとつ、カナダ放送協会(CBC)は1936年以来、カナダ国民の自らの国への正しい評価と、カナダが経験してきたことへの理解を助長している。現在、CBCは2つの核となる全国テレビネットワーク(ひとつは英語放送、もうひとつはフランス語放送);4つの全国ラジオネットワーク(2つのフランス語放送、2つの英語放送);北方向けの英語、フランス語、そして8つの先住民言語でのラジオ及びテレビ放送;2つの独立経営の専門化したケーブルテレビ放送(ひとつが英語、もうひとつがフランス語)、そして7言語で放送される国際短波ラジオ業務、有料音声サービス、2つのインターネット・マルチレイヤー・サービス
- cbc.ca と radio-canada.ca そしてラジオ3(英語と仏語による若者向け双方向インターネット番組)を運営している。また、CBCは民間部門とのパートナーシップによりフランス語のテレビ放送と2つの英語デジタル放送の免許を取得している。放送法の条項に従ってCBCは幅広い番組編成によってカナダ全国の国民に情報と娯楽を提供している。CBCの公共番組編成は高い評価を得ており、カナダの成人の半分以上がCBCのラジオ放送を聴き、90%がCBCテレビを視聴している。
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| カナダ国立映画制作庁(National Film Board - NFB) |
1939年に創設されたカナダ国立映画制作庁(NFB)は、カナダに関連する映画および視聴覚作品を制作し、カナダ国民に、そして全世界に向けて配給する公共機関である。NFBはドキュメンタリー制作およびアニメーション制作の中心的存在であると同時に、カナダの重要な視聴覚文化遺産の宝庫でもある。主要な映画フェスティバルでこれまでに3,000回以上も評価を受ける機会を持ったNFBは、その作品でこれまで65回のオスカーノミネートのうち9回オスカー像を獲得し、また「芸術的、創造的、技術的活動に力を注ぎ、映画制作のあらゆる面で卓越している」ことに対するオスカー名誉賞を受賞している。最近のNFB作品にはドキュメンタリー、短編ショートアニメーション、CD-ROM、インタラクティブ・ビデオなどがある。NFBの創設者であり、「ドキュメンタリー」という言葉を造り出したジョン・グリアソンは、「カナダを語る映画、その国民とその目的を全体として映し出す」ような映画を制作する国の機関を創設したいと願った。この当初の意向は、NFBが制作する作品を通してカナダの特性を明らかにし、国全体の夢を具体化し続けている。
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| カナダ・カウンシル(Canada Council) |
カナダ・カウンシルは「芸術の探求と喜びを、そして芸術作品の制作を育み促進するため」に1957年にカナダ議会によって設立された、独立性を持った機関である。この使命を果たすためにカウンシルは音楽、著作、出版、ダンス、演劇、ビジュアルアート、ならびにメディアアート分野で活動する、プロのカナダ人芸術家や芸術機関に対して幅広い助成やサービスを提供している。1999〜2000年度、これらの分野全体でおよそ5,000種類の助成金を出し、公共貸権委員会を通じ作家に1万2,000件の財政支援を行っている。また、学術助成や賞を扱うキラム・プログラム(Killam
Program)を運営し、グレン・グールド賞、カナダ・カウンシル・アート・モルソン賞、カナダ総督文学賞、カナダ総督ビジュアル・メディアアート賞など、数々の権威ある賞を提供している。ユネスコ・カナダ委員会および公共貸権委員会もこのカウンシルの後援を受けて運営されている。
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| テレフィルム・カナダ(Telefilm Canada) |
カナダ政府による公社で、1967年に議会によって設立された。テレフィルム・カナダの役割はカナダ国立映画制作庁(NFB)とは異なり、映画の制作や配給ではなく資金援助である。これまでにおよそ800本の劇場映画、2,000本のテレビのショー番組やシリーズ番組に資金を提供し、現在、数十億カナダドル規模となったこの産業の確立を支えてきた。またテレフィルムの支援は、カナダの才能や文化の海外での活躍の場を広げてきた。数々の国際的な映画フェスティバルで、テレフィルム・カナダが助成した作品はおよそ40カ国で1,700以上の賞を獲得している。テレフィルムの支援の価値を評価する人々の中でも特に、カナダの文化にとっての貢献の意味を最もよく理解しているのはオーディオ・ビジュアル・アーティストたちであろう。映画監督のデニ・アルカン(「アメリカ帝国の滅亡」)は、カナダの東端ニューファンドランド・ラブラドール州から西側のブリティッシュ・コロンビア州まですべての州に当てはまることを、出身州、ケベックからの視点で語っている:
「テレフィルムはケベック州の映画産業の存在を決定した。ケベックのような州にとって、テレフィルムの存在がなければ映画の存在もなかっただろう」と。
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| カナダ・ナショナルギャラリー(National Gallery of Canada) |
1880年に設立されたカナダの国立美術館で、カナダと欧州の芸術作品の主要なコレクションを所蔵する。オタワのサセックス・ドライブにある現在の美術館の建物は格調高いバラ色の御影石、ガラスの多用、3万平方メートルの空間と光の調和を生かしたスチールとが織りなす、それ自体がすばらしい芸術作品である。カナダ全国、そして世界中の美術館に作品を貸し出し、カナダの芸術の紹介に力を注いできた。カナダ、イヌイット、欧州、米国、アジア、コンテンポラリー・アート作品の常設コレクション、特別展や独自のプログラムと情報豊富なウェブサイトは、広くカナダの人々にひときわ優れた幅と質を持つ芸術に接する機会を多くもたらしている。
ナショナル・ギャラリーの付属美術館、カナダ現代写真美術館(Canadian Museum of
Contemporary Photography - CMCP)はカナダのダイナミックな写真家たちの作品を紹介することに努めている。15万8,000点を超える豊富なコレクションは、展示会、教育プログラム、受賞出版物、ウェブサイトやオタワのギャラリーでの展覧会等を通して国内外に広く紹介されている。
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| カナダ文明博物館(Canadian Museum of Civilization) |
国会議事堂のあるパーラメント・ヒルのオタワ川の向かい側にあるカナダ文明博物館は、世界でもよく知られた、また最良の展示品を備えた博物館のひとつである。ダグラス・カーディナルの設計により1989年に開館したこの建物は、壮大さと流動感の珍しい組み合わせで有名になり、川に面した周辺環境と時の流れを表現した内装とも見事に調和している。1842年からの考古学的コレクション、そして1910年まで溯る文化人類学的研究の伝統を持つこの博物館は、人の暮らしの研究においてカナダでの中心的存在となっている。博物館の活動は4つの分野の研究、考古学、文化人類学、民俗学、そして歴史に基づいて行われている。現在、カナダ最大で最も人気のある博物館となったカナダ文明博物館には年間130万人が訪れている。
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| カナダ戦争博物館(Canadian War Museum) |
オタワのサセックス・ドライブ330、国立美術館の隣に位置するカナダ戦争博物館は1880年に設立された。戦争および平和維持活動におけるカナダの業績に関する常設および特別展示を行っている。フランスの植民地時代から現在の平和維持任務までのあらゆる時代の文明の産物が、カナダのこれまでの軍事活動を例証している。実物大の模型や展示によって、戦争博物館は、言葉だけでは表現できないカナダ国民の戦いぶりや、戦闘がカナダにどのような影響を与えたかを示している。さらに重要なのは、この博物館の、戦争と平和維持のために奉仕したカナダ人全てに対する記念碑としての、そして敬意の表明としての意義である。博物館の保管および研究施設であるヴィミーハウスはオタワのシャンパーニュ・アヴェニュー・ノース221にあり、1万3,000点の作品を含む世界でももっとも素晴らしい戦争芸術コレクションのひとつを所蔵している。夏の間、毎日一般公開されているヴィミーハウスのミリタリー・テクノロジー・ギャラリーでは、軍用車両、戦車・大砲の見事な展示等、カナダの歴史の重要な部分を体験できる。
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| カナダ国立図書館(National Library of Canada) |
オタワのウェリントン・ストリート395にあるカナダ国立図書館にはカナダの出版文化遺産が集められている。主な役割は、現在、並びに将来にわたって、カナダ国民のために世界で最も包括的なカナダ関係書の資料を入手、保存、そしてその研究を奨励することであり、書籍、定期刊行物、テープ、原稿、電子文書などを所蔵している。連邦政府所管の一機関として1953年に設立され、現在およそ2,000万点の蔵書を持つ。特に力を注いでいるのはカナダの音楽、新聞、ならびに政府刊行物など。またカナダの希少な書籍、地方自治体名簿、文芸作品原稿、子供向けおよび大人向けの文学作品の主要な拠点となっている。カナダ国立図書館はウェブサイト上のデジタルライブラリーを通して、すべてのカナダ人がカナディアーナコレクションを利用できるよう努めている。
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| カナダ国立公文書館(National Archives of Canada) |
1872年に設立されたカナダ国立公文書館には過去に光を当てる文書、写真、映像、地図、ビデオ、書籍、絵画、プリント、ならびに政府資料などの数百万の記録が保存されている。カナダの文化遺産の重要な部分を保存し、出版物、展示会、特別な催し、或いは館内とウェブサイト両方による照会・調査研究サービスなどの様々な手段によって一般の人々に公開し、国の記憶の集合体としての機能を果たしている。また公文書は権利の擁護、正当な根拠を持つ要求の実証、正義の維持に必要な証左の多くを提供する。オタワのウェリントン・ストリート395にある。
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| ナショナル・アートセンター(National Art Centre - NAC) |
オタワのリドー運河の川岸に位置するナショナル・アートセンターはカナダのパフォーミングアートのための優れた劇場である。フレッド・レベンソルドが設計した三重六角形の建物には3つの素晴らしいホール、「オペラ」、「シアター」、そして「スタジオ」があり、センター全体で3,600席を超える収容力を持つ。芸術的な優秀性、多様性、若さを奨励し続けることによって数多くのカナダ人アーティストのキャリアの育成を支援している。一般の人々が年間を通して芸術やエンターテイメントを楽しめるよう、ダンス、英語およびフランス語の演劇、音楽、バラエティなどをシーズン制で上演している。有名な催しとしてはパフォーミングアートの夏の催し「フェスティバル・カナダ」、また、世界の素晴らしい交響楽団のひとつと評価されているナショナル・アートセンター・オーケストラのコンサートなどがある。
2009-12-08
更新
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