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カナダについて
■カナダと教育

充実した内容と進んだ技術で高水準の教育を実践する


カナダと教育

カナダ人は常に教育に高い価値を置いています。カレッジ、専門学校、または総合大学の教育を受けた成人の割合(53%)が高く、米国、イギリス、フランスを含む他の経済協力開発機構(OECD)加盟国の水準を超えています。

カナダの優れた教育制度、充実した訓練プログラム、教材、施設は、いずれも国際的に高い評価を得ています。これらの評価は、初等・中等・高等教育、職業訓練、企業内教育や訓練、また教科書、教育ソフト、その他の教材を提供する官民の機関・企業・組織が対象です。


カナダの教育制度

多くの先進工業国と異なり、カナダにおける教育の責任は連邦政府ではなく州にあります。憲法で包括的な教育管轄権は州にあると謳っています。各州の教育制度は、大筋では類似しているものの、各州に固有の地域性、歴史、文化を反映しています。小学校と中学・高校の管理は、地域の教育委員会に託されています。

初等・中等教育機関として、公立学校と私立学校がありますが、そのほとんどが公立です。義務教育は、5、6歳から15、16歳まで。義務教育が十分行き届くように、中等教育(secondary education 日本の中学・高校に相当)まではすべての公立学校が公的資金で運営され、すべてのカナダ人に対して無償です。高等教育は有償です。


小学校と中学・高校

現在、公立学校の就学児童・生徒数は約500万人です。州によっては、6歳の小学校入学に先立ち4歳で幼稚園に入園できます。小学校のカリキュラムでは、基礎科目として言語、算数、社会、入門レベルの芸術と科学に比重が置かれています。また多くの学校では、生徒の批評力と分析能力の成長を図るため、メディア・リテラシーの訓練など、特殊なプログラムや教育方式が設けられています。

高校のプログラムは大きく二つの系統で構成されています。一方は大学進学を目的とした授業、他方がコミュニティ・カレッジや技術専門学校への進学あるいは就職に備えるための授業です。また、高校の普通課程を修了できない学生のための特別プログラムも用意されています。


高等教育

カナダでは長い間、高等教育はもっぱら総合大学が担っていました。これらの大学の多くは私立で、教会とのつながりがありました。1960年代に入ると高等教育の内容を多様化しようという声が起こり、進学率の急激な上昇もあって総合大学型でない公立の教育機関が発展しました。現在は、中等教育を修了した学生のうち約100万人が、200校ほどの技術専門学校やコミュニティ・カレッジに進学しており、約100校の総合大学を補完する機能を果たしています。

カナダの総合大学は、その教授内容と研究の質の高さで国際的に知られています。その代表例としてマギル大学のワイルダー・ペンフィールド教授による神経学上の画期的発見や、フレデリック・バンティング、C・H・ベスト、J・J・R・マクラウド、J・B・コリップ教授によるトロント大学でのインシュリンの発見などが挙げられます。在学者数は、大学により1,000人未満から5万人以上までと異なりますが、フルタイムコースが80万人を超え、パートタイムコースは26.5万人にのぼります。大学入学に際してはコース選択と高校での成績(入学試験ではなく)が重要です。入学の条件は、州、教育機関、プログラムによって異なります。

技術専門学校やコミュニティ・カレッジは、特定の技術を身につけたいと望む学生を対象に技能訓練を実施しています。カリキュラムは技能取得を柱とし、多くの場合これに実地体験を組み合わせています。カナダの学生の多くは、大学の学位取得に加えコミュニティ・カレッジの学位取得を目指し、可能な限り高水準の学識と希望する職業に必要とされる特定技能の獲得に励んでいます。

日本と違いカナダでは、年上の、あるいは“成年”の学生をキャンパスでよく見かけます。大学新入生のほぼ4人に1人は24歳を超えています。これは、多くのカナダ人が社会人生活の途中で高等教育に戻る傾向があること、また「生涯学習」という考え方が広くカナダ社会に浸透していることを示しています。


カナダが誇るもの

カナダの独自性を作り出している特質が、教育の多くの分野でもカナダを世界のリーダーにしています。たとえば、2つの公用語を持つ多文化社会として、第二言語としての英語とフランス語指導における評価と経験をカナダは誇りに思っています。また、世界第二の国土面積を持つカナダでは、その広大な地形と遠隔地に点在する多くのコミュニティに対応した遠距離教育、「通信教育」が、教育制度の基本的な要素です。教育機関の多くは遠隔教育を積極的に展開しており、他の国々で学習したい人にもこのような機会を提供しています。

さらに最近では新しいマルチメディアの分野で、その斬新で画期的な教材の開発にあたりカナダは指導的な役割を果たしています。インタラクティブ性に優れたマルチメディアは、テキスト、写真、サウンド、音楽、グラフィックス、データ、アニメーション、ビデオなどさまざまな内容を組み合わせて、まったく新しいコミュニケーション手段の新しい世界を創り出します。主としてCD-ROM、あるいはインターネットを通して配布されるマルチメディアのプレゼンテーションは、革新的で効果的な情報伝達や教育の方法として定着し、カナダの製品が教育技術の最先端にある分野です。


世界に開かれた教育

2004年、カナダの教育機関や専門学校で学ぶ留学生の総数は15万以上で、滞在期間6ヶ月以内の短期留学生も数千人を数えました。

カナダで学んだ留学生は、その安全で清潔な環境、質の高い指導内容と最新鋭の設備を賞賛しています。また、カナダの文化的多様性により、学生は滞在間もないうちに社会に馴染んでいきます。カナダの英語は、イギリスとアメリカの中間に位置するアクセントを備え、方言もほとんど無いニュートラルなものなので、外国語としての英語の習得を目指す学生は、留学先としてカナダを選択しています。多くの国際的なテレビ局がカナダ人のニュースキャスターを好んで採用する理由も、彼らの比較的ニュートラルなアクセントがわかり易いからです。

留学生の学費は学校や教育課程によって異なりますが、多くの場合、アメリカやイギリスよりも低い水準にあります。


カナダの教育網:国の財産

カナダ人の教育に対する信念は深く、多額の財政援助に反映されています。国民一人あたりの公教育への支出額は、世界でもトップクラスに位置します。このような高水準の教育投資を維持しているのは、それが健全な成果として実を結んでいるからです。良好な生活水準、発展の可能性、そして学業が奨励され、これに見合った成果を得られる国としてのカナダに対する評判。これらが高い教育水準の賜物であることがカナダでは実証されてきました。


詳しい情報の入手先

留学斡旋業者に問い合わせるか、以下のウェブサイトをご覧下さい。

東京のカナダ大使館E・H・ノーマン図書館(月曜日〜金曜日 10:00〜16:00、水曜日のみ20:00まで開館)にも、総合大学やカレッジの要覧、ESL(第二言語としての英語)やFSL(第二言語としてのフランス語)コースを設けている学校情報など、カナダの教育機関に関する豊富な資料が用意されています。またインターネット設備もお使いいただけます。



2009-12-08 更新


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