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| ■カナダのエネルギー産業 |
カナダのエネルギー産業の中心は従来から石油、天然ガス、水力による電力、石炭、ウランなどの生産であるとされてきたが、これらはすべてカナダの天然資源である。このほか、太陽熱、風力、バイオマス、「小型」水力発電電力供給プロジェクトなど新しいエネルギー効率の優れた代替燃料や再生可能エネルギーが、ますます重要性を高めつつある。
さらに、カナダのエネルギー産業にはエネルギー製品の転換、輸送、流通、精製など多岐にわたる事業が含まれる。具体的には石油の精製、石油・天然ガスパイプライン、ガソリンスタンド、送電・配電、さまざまなタイプの化石燃料による火力発電などである。
カナダのエネルギー産業は、エネルギー商品全般の生産と安全に関わる設備および技術も含んでいる。こうした設備や技術はカナダのエネルギー生産を支えるとともに、数多くのエネルギー産業関連商品・サービスの一環として世界の国々に輸出されている。
カナダのエネルギー産業が、主としてエネルギー利用に関わる事業と取り組んでいることもよく知られている。重要な例としては、カナダが核エネルギーの平和利用に果たしてきた主導的役割があげられる。すなわち、原子炉の開発、医療分野における核技術の利用のほか、燃料廃棄物の管理など核燃料サイクル全域にわたる活動である。
カナダのエネルギー産業は、経済的目標のみならず環境・社会上の目標も合わせて比較検討し気候の変化にも配慮するなど、持続可能な開発方法に準じたエネルギー産業の発展を目指す技術や業務の開発・運用にも取り組んでいる。その中には、コアエネルギー生産者との間で重ねられてきた共同開発から生まれ、エネルギー効率の向上をもたらした技術革新がある。たとえば、以前なら「失われて」いたであろうエネルギーを回収するさまざまなコー・ジェネレーション・システムや、次世代の車輛用燃料電池などである。
| カナダのエネルギー産業の重要度 |
カナダのエネルギー産業の生産高はカナダの国内総生産(GDP)の7%を超えている。エネルギー製品の純取引高は貿易収支のおおよそ57%で、カナダにおける投資の16%強がエネルギー産業関連である。
これまで、カナダの豊富な天然資源が産業の発展や輸出を促し、カナダに世界有数の生活水準をもたらしたと言われてきた。また、気温条件が厳しく国土が広大であるといった事情から、手頃な価格で利用できるエネルギーがカナダにとって不可欠であるともしばしば言われてきた。
カナダは人口のわりにエネルギー資源が豊かであり、エネルギー資源の生産・利用についても膨大な専門知識と技術を擁している。またカナダには、資源の開発を後押しする高度な技術の応用など、資本集約型の活動を支援する経済的・社会的風土が備わっている。 これまでに、石油やガスの探査、大型水力発電プロジェクト、カナダ西部の油砂開発、主要石油・ガスパイプラインの建設などが実施された。
2009-12-08 更新
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