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■クリソタイル−白石綿について

「アスベスト」はそれ自体が正式な鉱物名ではありません。「アスベスト」は、柔軟性、耐熱性、化学的不活性を有する細くて強い繊維に容易に分離する珪酸塩鉱物群につけられた商品名です。耐火性、電気抵抗性、抗張力などの特性により、これらの珪酸塩鉱物は、自動車や航空機のブレーキライニングから上下水道管にいたるまで広範囲の使用に適しています。

商業的及び歴史的な理由で「アスベスト」という用語は6種の異なった鉱物繊維を含みます。これらの繊維は2つの鉱物学的な種類、即ち角閃石類と蛇紋石類に分類されます。角閃石類は5種の鉱物繊維から成り、どれもカナダでは生産されていません。蛇紋石類はただ1種の鉱物繊維から成り、「クリソタイル」と呼ばれています。

「クリソタイル」は、カナダで生産され、輸出されている唯一の繊維です。多くの実用的な特性があるため、今日世界で生産され売買されている「アスベスト」の約99パーセントを占めています。

最近、「アスベスト」は健康を害する潜在的な危険性のある物質として厳しく調査されるようになりました。健康を害するこれらの危険性の大部分は、過去に角閃石アスベストが使用され、吹付け断熱などの不適切な作業が行われたためです。こうした作業はカナダでは1970年以降、中止されています。他国で流通している角閃石アスベストの主な種類は、クロシドライト(青石綿)とアモサイト(茶石綿)です。

クリソタイルはそれらとは異なる種類の珪酸塩鉱物です。低レベルの曝露(繊維約1本/mL)では安全に使用できることが科学的に実証されています。クリソタイル粉塵への曝露を取り締まるために、規制が作成され、厳重に実施されています。

カナダでは、クリソタイルは鉄やマグネシウムの豊かな火成岩の鉱床の中に鉱脈として存在します。クリソタイルの鉱脈は幅が髪の毛ほどから10センチ位までいろいろあり、大部分は1センチ以下です。

カナダのケベック州の東部地区に、西方のアスベスト町から東方の東ブロートンに到る、長さ100キロに及ぶ帯状岩石の中に堆積した鉱脈から採掘されます。アスベスト町は西洋で最大の鉱脈として知られている場所です。カナダのクリソタイル鉱山は、使用中の地下鉱山がまだ一つ残っていますが、大部分は露天採鉱です。

カナダで生産されるクリソタイル(繊維状)の90パーセント以上は、約60カ国へ輸出されています。おもな市場はアジア、アフリカ、南米です。2004年には、クリソタイルを主原料とした製品の96パーセントが米国へ輸出されました。

本質的な特性、安価なコスト、地元の地域社会での雇用創出などの理由により、発展途上国における被覆クリソタイル製品への需要は、インフラ整備の緊急ニーズに対応するために、近年、以前よりも一層増してきています。



2009-12-08 更新


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