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プレスリリース 2004年4月1日

カナダ連邦政府が燃料電池技術の実用化を加速

― ポール・マーティン首相が
「Hydrogen Highway: 水素ハイウェイ」プロジェクトを発表 ―

2004年4月1日(ブリティッシュ・コロンビア州、バンクーバー現地時間)、カナダ連邦政府はブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバー・ウィスラー間に、世界初の「Hydrogen Highway(TM):水素ハイウェイ」の設置を発表し、水素を活用したエネルギー新時代の到来に新たな方向性を示しました。このプロジェクトは、環境と環境管理技術の見本市である「GLOBE 2004」に出席した、カナダのポール・マーティン首相によって会場にて発表されました。「Hydrogen Highwayは現在の化石燃料をベースとした社会から、水素社会への移行を促すものです。カナダは、水素燃料電池を利用した輸送手段が単なる理想ではなく、現実的かつ効果的であり、十分に実現可能であることを世界に示そうとしています。水素を活用した技術は気候変動に対応し、新しい経済価値を作り出すというカナダのミッションの一翼を担っています。」とマーティン首相は述べています。

カナダ天然資源省(NRCan)のジョン・エフォード大臣は、「水素技術の実用化の時代が到来しました。Hydrogen Highwayがその第一歩です。」と述べています。「本日の発表は、水素と燃料電池の分野で競争力を発揮し、成功するというカナダ政府のミッションを強調するものであり、カナダが新たな方向に踏み出したことを象徴しています。」 また、環境省のデヴィッド・アンダーソン大臣は、「エネルギーの新時代が幕を開けたのです。水素や燃料電池をはじめとする画期的なクリーン・エネルギー技術は、エネルギー・ミックス(特定のエネルギー源に過度に依存することのない各種エネルギー源の適切な組み合わせ)が世界規模で成長する中で、今後ますます重要になります。」と述べています。

さらに、カナダ連邦政府は、燃料電池を利用した車両の開発を推進するため「Vancouver Fuel Cell Vehicle Project:バンクーバー燃料電池車両プロジェクト」、「Hydrogen Hith-Pressure Valve Development Project:水素高圧バルブ開発プロジェクト」、「Hydrogen-Powered Delivery Van Project:水素燃料配送車両プロジェクト」の3つの新プロジェクトを発表しました。これらのプロジェクトには、Canadian Transportiation Fuel Cell Alliance(CTFCA:カナダ交通機関燃料電池同盟)から500万ドルの資金拠出を予定しています。CTFCAにはカナダ国内での燃料電池車両の利用を推進するためのイニシアチブとして、天然資源省が3,300万ドルの予算を計上しています。

Hydrogen Highwayはバラード・パワー・システムズ社、BCハイドロ社、フュエルセルズ・カナダ、カナダ天然資源省、カナダ国立研究機関、クエストエア社などのさまざまな組織・団体をパートナーに創設され、その技術力をはじめとする豊富なリソースを活用しています。Hydrogen Highwayはカナダで車両における水素を利用した燃料電池の使用や、他の発電システムの利用を拡大するための長期プロジェクトの一環です。このプロジェクトは車両用の燃料電池、固定用、携帯用、マイクロ・パワーへの利用など、幅広い用途で燃料電池を実用化し、水素燃料のインフラを有効利用することを目的としています。

2011年には世界における水素技術の市場規模は、460億(米)ドルに成長すると予測されています。カナダ企業はこの成長産業で大きな役割を担うことになります。

フュエルセルズ・カナダ会長のロン・ブリトン氏は、「Hydrogen Highwayはカナダ国内のみならず、世界のトップクラスの組織 についても、その水素及び燃料電池技術の商業化を推進するでしょう。携帯および固定の発電システムから車両まで、燃料電池を実用化することによって、ブリティッシュ・コロンビアに、そして世界に、この技術の価値と将来性を実証します。」と述べています。

Hydrogen Highwayは2010年にバンクーバーとウィスラーで開催される冬季オリンピックとパラリンピックに向けて配置を完了し、稼働する予定です。このプロジェクトは持続可能な発展の見本ともなるもので、開催期間中はバンクーバー空港・ウィスラー間を燃料電池車でHydrogen Highway上を実際に走行することができます。

バラード・パワー・システムズ社の会長、フィロッツ・ラズール氏はその経験を活かし、Hydrogen Highwayプロジェクトを管理する運営委員会の議長を務めます。「現在、燃料電池と水素技術の商業化に向けて、自動車および電力業界では国際的な競争が展開されています。最も迅速に対応したものが長期的なリーダーシップを握ることができます」とラズール氏は述べています。「これらの技術の商業化により、クオリティ・オブ・ライフという点では経済的、社会的に、エネルギーの自給という点では政治的に意義があり、環境の側面から見ても、世界的に大きな改善が期待されています。Hydrogen Highwayで水素および燃料電池製品の導入を促進することにより、カナダは確固たるリーダーシップを築くことになります。」

カナダのHydrogen Highwayは産業界や政府から経済的な支援を受けて遂行します。カナダ政府はHydrogen Highwayイニシアチブの柱となる3つの新プロジェクトに対し政府予算を計上し、CTFCAを通じて48万5千ドルを支援しています。また、サクレ・デイビー・エンジニアリング社が燃料供給ステーションを、パワーテック・ラボ社が新しい水素ガス発生装置の開発をそれぞれ担当し、オンタリオを本拠とするフュ−リング・テクノロジーズ社が10,000psi(700バール)の水素充填機を提供して、燃料電池で使用可能なエネルギー量を増やすことによって、燃料電池車両の広範囲での利用を実現します。また、CTFCAではこれらの活動の管理費用である63万2千ドルを含め、合計110万ドルの資金を用意しています。

加盟組織が中心となって活動している、非営利の全国的な業界団体、フュエルセルズ・カナダは、Hydrogen Highwayイニシアチブの管理を担当し、業界各社の参加を広く呼びかけています。

カナダにとって最適な選択をすることが、カナダ政府の気候変動へのアプローチです。これらの活動を通じて、21世紀における安定した経済の確保、より健全な環境と強固なコミュニティの建設、カナダに対する世界的な認識の向上という長期的な目標の達成に近づくことになります。

なお、この件に関する原文は

でご覧になれます。



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